天気との連携でさらに向上

IBMは、数ヶ月にわたるグローバルチャレンジを含む、グローバルな「tech for good」イニシアチブであるCall for Codeの創設パートナーです。Call for Codeは、開発者がオープンソーステクノロジーを使用して差し迫った社会問題に取り組むための、最大かつ最も意欲的な取り組みです。2018年以来、このムーブメントは179か国で40万人以上の開発者に成長し、彼らは呼びかけに応えてきました。開発者は、チャレンジ期間中、The Weather Company（IBMのビジネス）から豊富な気象データAPIに無料でアクセスできます。APIはMapboxとシームレスに統合され、開発者は気象を取り入れた新しいエクスペリエンスを作成できます。

受賞したソリューションは、正常にインキュベートされ、フィールドテストされ、最大のインパクトを与えることができるコミュニティに展開されます。今年のコンテストは7月31日まで応募を受け付けており、世界のソフトウェア開発者とイノベーターに、オープンソースを活用したテクノロジーで気候変動の影響を軽減することを呼びかけています。

AllTrailsのようなアウトドアアプリは、気象データを使用して、ユーザーが高地で必要となる可能性のある装備を組み立てるのに役立ちます。General Motors™とMapbox Dashの統合のようなナビゲーションアプリは、ドライバーがより良いETAや、雪や大雨などの今後の状況を事前に計画するのに役立ちます。Progressive™のような保険会社は、過去およびライブの気象データを取り入れて、住宅ローン引受業者のポートフォリオのリスクを分析します。

天気は本質的に地理的なものです。場所は天気を形作り、天気は特定の場所でのある瞬間の感覚を定義したり、その場所での体験を変えたりする可能性があります。現在、過去、および将来の天気に関する情報があれば、アプリ開発者はより価値のあるエクスペリエンスを作成し、エンドユーザーが天気の影響についてより多くの情報に基づいた意思決定を行うのに役立ちます。

「消費者がweather.comとThe Weather Channelアプリで地域の天気をチェックする際、柔軟で高速なマッピングは、予報がどうであるかだけでなく、自分にとって重要な場所にとってそれが何を意味するのかをよりよく理解するのに役立つために不可欠です。」
クリスタ・ラウス、IBMのThe Weather Companyの消費者製品責任者

The Weather Company（TWCo）は、APIを介して豊富なデータ製品セットを提供しています。気温や降水量など、あらゆる天気アプリにあるおなじみのデータから、しきい値/製品駆動型分析まで、参加する開発者は、Call for Codeの一部として開発するアプリケーションを強化するために、TWCoの気象データAPIにアクセスできます。

場所を検索して、その場所の現在の気象状況を取得します

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天気データAPIの統合例として、このデモでは、2つの異なるTWCo製品を使用しています。地図用のレーダーオーバーレイと、検索結果用の現在の状況です。地図のロード時に現在のレーダーデータが表示されます。マップレイヤースタック内の位置により、地名ラベルと道路がレーダーレイヤーの上に表示されます。場所を検索し、地図が拡大すると、コードは現在の状況についてTWCoに2回目のリクエストを行います。地図が検索結果の中心に移動すると、地図の隅に現在の天気と気温が表示されます。

レーダーAPI

TWCoから地図タイルをリクエストするには、2段階のプロセスが必要です。新しいレーダーデータは5分ごとに利用可能です。地図タイルのリクエストでは、TWCoがタイルを公開した時点を指定する必要があります。レーダーメタデータエンドポイントには、利用可能な「タイムスライス」のリストが含まれています。最初にメタデータエンドポイントを呼び出し、時間配列の最後のタイムスライスを抽出します。次に、その時間を地図タイルのリクエストへの入力として使用します。

地図タイルのURLが利用可能になり、地図のロードイベントが発生すると、コードはレーダーレイヤーを地図に追加します。`before_layer`パラメーターを使用して、地図の描画順序でレーダーを表示する場所を指定します。この場合、「aeroway-line」レイヤーです。

現在の状況API

地図が最初にロードされるとき、広大な地理的領域を表示するため、現在の状況は表示されません。ユーザーが場所を検索すると、コードはその結果を使用して、ユーザーの関心のある領域を特定します。Mapbox Search APIの応答が返ってくると、アプリはその検索結果の座標を使用して、その場所の現在の気象状況をリクエストします。

デモでは、地図上のdivに現在の気温と気象状況を表示します。このエンドポイントには多数のデータ要素があるため、アプリには風速、大気質指数（AQI）、湿度、または気圧を含めることもできます。

Call for Codeへの参加方法

TWCo APIキーを取得するには、Call for Codeでアカウントにサインアップしてください（このプロセス中にIBMアカウントを作成する必要があることに注意してください。IBMプライバシーポリシーについては、こちらをご覧ください）。Mapboxアカウントをお持ちでない場合は、サインアップしてください。

デモサンプルコードをフォークまたはダウンロードし、スクリプトの先頭にある変数にAPIキーを追加します。