インタラクティブなストーリーテリング：Mapbox GL JS v2による3Dマップ

地図で語るのが最適なストーリーもあります。人口統計、環境、国際紛争の変化を取材するデータジャーナリストや、単純な旅行記を伝えるジャーナリストは、グラフィックで地理的なコンテキストを提供することがよくあります。Mapboxは、「スクローリーテリング」マップストーリーを迅速に構築するためのテンプレートを設計しました（github BSD 3-Clause Licenseのコード）。このテンプレートは、データジャーナリストやあらゆる種類のデジタルストーリーテラーを対象としています。コーディングの経験は必要ありません。

昨年、1000人以上がこのテンプレートを使用してストーリーを公開しました。現在、Mapbox GL JSバージョン2.0と1億3500万平方キロメートルの新しい高解像度衛星画像がリリースされたことで、Mapboxを使用したストーリーテリングはこれまで以上に強力で美しいものになりました。構成を1つ変更するだけで3D地形が有効になり、旅行、不動産、または環境に関するストーリーに新しいコンテキストがもたらされます。

個々のチャプターのレイアウト位置の指定、ビューを隠さずにマップの変更をトリガーするためのチャプターの非表示、レイヤーのトランジション速度の制御、マーカーの色の選択など、ストーリーテラーがより細かく制御できる新機能が追加されました。特定のチャプタービューの低速マップ回転アニメーションの開始、チャプターへの入力時にカスタム JavaScript 関数の呼び出しなど、ストーリーの影響を高めるその他の新機能もあります。カスタム関数を使用して、チャプターテキストとともにデータ駆動型グラフを含めたり、マップ凡例の表示/非表示の切り替えなど、ページ上の他の要素を制御したりできます。低帯域幅の地域や遠く離れた地図の場所の間では、長い地図のトランジションをスキップして、次のビューにジャンプするだけです。

このリリースは下位互換性もあるため、既存のストーリー構成ファイルのアップグレードも簡単です。新しい`index.html`ファイルをドロップインすると、ストーリーは引き続き動作し、`enable3dTerrain`のような新しい構成オプションを追加できます。

インタラクティブストーリーテリングの詳細と、GitHub テンプレートを使用した構築の開始方法についてご紹介します。