Mapboxのバーチャル・ヘッドユニットがArm Zena CSS for Automotiveに対応
Arm Zena CSSのバーチャルプロトタイピングにより、半導体の供給前から車載体験の設計が可能に

Armより発表されたArm® Zena™ Compute Subsystems(CSS) for Automotiveに、Mapboxバーチャル・ヘッドユニットが対応します。OEM開発者は、Mapbox on Arm Zena CSSのプレビュー版への申請受付を開始しています。
Arm Zena CSSとは
Arm Zena CSSは、AI定義型車両(AI-defined vehicle)の開発を加速することを目的に設計された、高性能・低消費電力・小面積に最適化された、検証済みの車載向けコンピュート・プラットフォームです。SoCの統合前処理を不要にすることで、OEMやTier1サプライヤーの開発期間短縮に貢献します。
Zena CSSは、車載向けアプリケーションに必要なコア機能を事前統合しており、分散したSoCを1つのプラットフォームとして設計・統合する工程を簡略化します。
ハードウェア不要で、初日から開発をスタート
MapboxをはじめとするArmエコシステムパートナーによるバーチャルプロトタイピングの提供により、ハードウェアがまだ手元にない段階からターゲットアーキテクチャ上での開発が可能になります。Zena CSSの仮想環境は、SoCのゲートレベルまでを高精度にエミュレートしており、仮想上で構築したソフトウェアが実際のシリコン上でも同様に動作することを保証します。これにより、エンジニアやデザイナーは早期に開発を開始し、ハードウェア提供を待たずに設計上の意思決定を進めることができます。
クラウドまたはローカルで、スタック全体を再現
開発者は、クラウドまたはローカル上に仮想環境を立ち上げ、Mapbox SDKを含むターゲットOSを再現しながら開発を開始できます。
この環境には、Cerence AI(Mapboxパートナー)、Red Hat、デンソー、パナソニック オートモーティブ、GitHubなども参加する強力なエコシステムが含まれています。
コア体験に集中できる自由な開発環境
Arm Zena CSS上でMapboxを活用することで、開発者・デザイナーは煩雑な統合作業に時間を奪われることなく、より早期かつ柔軟に開発を始めることが可能です。
従来よりも数カ月早く開発を開始できることで、ブランドを差別化する車載体験に集中できる時間が増えます。
ハードウェアの有無に縛られることなく、ユーザー体験の設計や探索が行え、ディスプレイサイズやアスペクト比が異なる複数スクリーンへの対応や、ピラー・トゥ・ピラー型の大型ディスプレイへの拡張も、実機同様にシミュレーションできます。
さらに、Armのコンピュートプラットフォームは、MapboxやCerence AIなど複数のArmパートナーによる事前統合と連携を促進。
統合作業にかかる工数を削減し、より優れたユーザー体験の構築にエンジニアリングリソースを再配分できる環境を提供します。
「AI定義型の車両開発では、ソフトウェアチームがいかに迅速に革新的な車載体験を形にできるかが鍵となります。
MapboxのナビゲーションソリューションをArm Zena CSS対応の仮想プラットフォームに統合することで、自動車メーカーとそのパートナーは、次世代機能をより速く、より確信を持って市場に届けることができます。」— Suraj Gajendra, Vice President of Automotive Products and Software Solutions, Arm
「次世代ハードウェア上で車載ソリューションを開発・テストすることは、多くの自動車ソフトウェアチームにとって大きな課題です。テストラックの製造・供給には数カ月を要し、統合の遅れや性能問題を引き起こしかねません。Mapbox Automotive SDKとArm Zena CSSの仮想プラットフォームは、信頼性の高い仮想ハードウェア・ソフトウェア環境を提供し、IVIやADASスタックの開発・テストを効率化。開発期間の短縮と統合リスクの低減に貢献します。」— Peter Sirota, CEO, Mapbox
MapboxとArmは、Zena CSSをサポートする仮想プラットフォームへの早期アクセスを開発者に提供すべく、緊密に連携しています。Mapbox on Zena CSSでの開発にご関心のある方は、ぜひサインアップして詳細をご確認ください。



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